蘭島閣美術館らんとうかくびじゅつかん

  蘭島閣美術館は、荘厳な佇まいの本格的木造建築の美術館です。日本の近代絵画を代表する作品や、郷土ゆかりの作家の作品などを展示しています。日本画、油彩画、版画、素描などを含めた約2,200点のコレクションの中から会期ごとに企画展示しています。

展示案内

「穏やかな時を描く洋画家たち」


 2025年11月19日(水)~ 2026年1月19日(月)

  このたびは、当館のコレクションの中から、白馬会や光風会で活躍した作家たちの作品をご紹介いたします。
 穏健で写実的な作風を主流とする光風会は、1912(明治45)年、白馬会展に出品していた若い画家たちによって創立されました。以来、光風会は、近現代を代表する洋画団体のひとつとして活躍を続けています。
 本展では、草創期に参加した白馬会の関連作家や、光風会の創立会員の作品に加え、大正期から戦前期にかけての展開や、新たな会派を創立した作家たちの作品もあわせてご紹介します。
 穏やかな日常風景や旅先の情景など、画家たちが切り取ったさまざまな瞬間を、ぜひこの機会にお楽しみください。


特集展示
広島県尾道市因島出身の洋画家・岡崎勇次は、光風会および日展の会員として活躍しました。
彼は生涯を通じて、自然や人々の暮らしとの関わりを主題に創作を続けました。
本展では、取材旅行で訪れた海外でのスケッチをはじめ、岡崎と交流のあった作家たちの作品もあわせて展示いたします。




南薫造 「串山のみかん畑」 1948年



新延輝雄 「朝」 1963年



三原捷宏 「瀬戸海景」 1991年




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