蘭島閣美術館別館では、洋画家・寺内萬治郎の作品を常設展示しています。 裸婦像をはじめとする絵画作品のほか、画家の愛用していた絵筆やパレットなどの貴重な品々も展示しています。 丘の上からは、対岸へ続く蒲刈大橋と瀬戸の風景を眺めることができます。
ジェンダーに関する多様な意識が確立した現代を基点に、あらためて所蔵品を振り返り、絵画の中に描かれた女性像の変遷を辿ります。
絵画の世界で女性はどのように描かれてきたのでしょうか。日本では、歌舞伎を通し世間に流布した女性像の典型がありました。それらは浮世絵を通して広く庶民に知られました。明治以降は、裸婦を描くという西洋美術の伝統を目にし、画家たちは新たな人物表現の世界を驚きを持って迎え入れました。また、近代的な学校教育の普及と共に生まれた〈少女〉たちの可憐な存在感は、明治20年前後から画題として隆盛していきます。
いつの時代も、画家たちは時代の息吹きを敏感に感じ取り、独自の女性像を絵画の中に生み出していきました。
本展では、このような切り口で所蔵品の魅力をみなさまにお伝えします。
チラシ(おもて、うら)
日 時: | 土曜日・日曜日 午前9時~午後4時 |
参 加 費: | 無料(別途入館料が必要) |
利用について: | 1人1時間程度 ※事前予約したい方は電話でお申し込み下さい。それ以外は自由にご利用できます。 |
そ の 他: | ・美術館の鑑賞を優先しますので、鑑賞者がいる場合演奏を一時的にご遠慮いただく等のご協力をお願いする場合がございます。あらかじめご了承下さい。 ・ご予約・お問合せは、蘭島閣美術館別館(TEL:0823-65-2500)までご連絡ください。※受付時間は午前9時~午後4時30分まで 関連チラシ |
蘭島閣美術館 別館
公益財団法人 蘭島文化振興財団 蘭島閣美術館 別館 〒737-0301 広島県呉市下蒲刈町三之瀬195番地
TEL:0823-65-2500