江戸時代、朝鮮通信使の来日に際し、下蒲刈島が藩の接待所・玄関口として大歓迎をした記録が多く残されています。なかでも「安芸蒲刈御馳走一番」といわれたほどの歓待ぶりで、往時の記録をもとに全国から集めた食材を使っての豪華な膳を忠実に復元した展示は圧巻です。
 この資料館は明治中頃に建てられた富山県砺波地方の代表的な商家造りである「有川邸」を移築したもので、石置き屋根に豪壮な井桁組みを持つ重厚な建物です。
 このほか本陣とその付近を復元し、通信使の行列人形を配したジオラマ模型や、当時の通信使を再現した等身大の人形、さらに精密に再現された 1/10 の朝鮮通信使船の模型や全国から集めた朝鮮通信使に関連した「土人形」「張子人形」、通信使行列図や船団図など、往時をしのぶ資料を多数展示し、興味深く見学することができます。





展示案内

「視点 ―朝鮮通信使と日本―」

 2022年6月22日(水)~9月5日(月)

 江戸時代、朝鮮王朝からやって来た朝鮮通信使は、江戸まで往復半年以上の日数をかけて旅をしました。その途中で見た日本の当時の風俗や風習、名産品などが、朝鮮通信使が記した旅の記録である「使行録」につぶさに記されています。その記述から、現在の私達のくらしでは失われてしまった当時の風物を知ることが出来ます。
 本展では、朝鮮通信使の使行録に描写されている江戸時代の日本の文物をさまざまな資料よりご紹介します。

チラシ(おもてうら






「見立唐人行列」喜多川歌麿







   
蒲刈本陣と通信使行列の模型   三汁十五菜   朝鮮通信使船模型